2019年 7月7日 改定
今回紹介するウイスキーはローズバンクです。
<ローズバンクについてのエピソード>
このお酒はかつてローランドの王と呼ばれたお酒です。伝統的な3回蒸留するという大変手間のかかる造り方をしていました。そして面白いことに仕込み水には上水道を使っていたのだというのです。え?そんなので美味しいお酒ができるの?と思うかもしれませんが、この水はキャロン谷の貯水池を水源とした軟水の水でウイスキー造りには最適だったのです。
そんなローズバンクですが、なぜ消えてしまったのでしょうか?
<ローズバンク蒸留所、閉鎖までのエピソード>
蒸留所のあったキャメロン村は大都市のそばにあり、なおかつイングランドと接していたので大資本が入りやすく技術革新の名のもとに昔ながらの伝統技術が廃れてしまったのがローランドの廃れた原因の一部です。20世紀に入ると経営に行き詰っていき、1914年にはグレンキンチーを始め、計5社とともにスコティッシュ・モルト・ディスティラリーズ(SMD)社を形成してハイランドのモルトウイスキーに対抗したのですが、現在残っているのはグレンキンチーだけでローズバンクは1993年に蒸留所が閉鎖においこまれてしまうのです。
<噂される再開の話>
アズ・ウィー・ゲット・イットでも紹介したイアン・マクラウド社が復興計画を立てているのだそうです。
ライバルはかつてのローズバンクとまで言っていて、『ローズバンク・ローランド・シングルモルト』を完璧に再現しますと自信をうかがわせています。
失われてしまったローズバンクは見事復活するのでしょうか?今後の動向に注目です。
ローズバンクの復興計画が気になる方は下のサイトに行ってみると詳細が随時アップされていますので行ってみてください。
このお酒、生産されていないことから高いお値段がついていますが、ローズバンクをもし見かけたらぜひ飲んでみてくださいね。
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