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【ウイスキー】スコットランドの英雄の名を冠するウイスキー!ロブロイ【ブレンデッド】

                         2020年 3月10日 改定

今回紹介するのウイスキーはロブロイです。

 

 カクテルにもロブロイというものがありますが、今回はウイスキーの紹介です。

 

<ロブロイに関するエピソード>

ロブロイとはスコットランド版ロビンフッドとして今でも愛され続けているロバート・マクレガーという実在の人物です。この人物は色々な側面を持った人物で、マクレガー氏族の実質的なチーフ、無法者、権力への反逆者、剣の達人、民衆の英雄、ジャコバイトスコットランド・ステュワート王朝の支持者、政府側のスパイなど多彩な側面をもった人物でした。時には小作料が払えず立ち退きを余儀なくされた人に、奪った金品で払ってあげるなど、あくまで私欲ではなく、貧しい民衆の味方であろうとした人物でした。

 

<ロブロイが人のためにあろうとした理由>

ロブロイが置かれていた状況

ロブロイという人物は、ロバート・マクレガーであると紹介しましたが、実はロバートマクレガーではなく、ロバート・キャンベルと名乗っていたのです。
というのも当時のスコットランドではクラン(氏族)制度があり、マクレガークランは弱小クランで土地だけが生産手段だった時代に、徐々に荒れ地に追いやられただけでなく、マクレガーの姓を名乗ることを禁止にして、武器の所持も認めず、違反がわかればすぐに処刑という過酷な状況に置かれていたのです。

突然訪れた不幸

そんな中ロブロイは牛を買い付けて、町で売ることで利益を出す生活で成功します。そして領主であった、モントローズ公爵も1000ポンドの出資で、ロブロイに牛の買い付けを依頼するのですが、信頼していた部下に牛の持ち逃げをされたことから、詐欺罪に問われるのです。一度捕まれば即死刑。そんな状態のマクレガークランです。なんとか軍隊から逃れるのですが、ロブの家畜や、家財、そして家までも焼き討ちにあい、ロブは復讐に出るのです。
不幸な成り立ちから、立場が弱い人の気持ちがよくわかったのでしょう。きっとだからこそ貧しい民衆の味方であろうとしたのですね。

 

<ロブロイが人気になった理由>

ロブロイが多くの人たちに知られたのは、ウォルタースコットの「ロブロイ」という小説でがきっかけです。そして、何度もドラマ化され、映画にもなっていることからも人々に愛されているのがわかりますね。。
人々は何度も捕らわれの身になり奇跡的な脱走をするなどロブロイの愛と冒険に満ちた物語が人々を熱狂させて人気になっているのです。

 

<ロブロイのウイスキーについて>

この人々を熱狂させたヒーローの名前を関するスコッチウイスキーはノンエイジ、12年物、17年物などがありますが、イギリス国内やヨーロッパ市場で主に売られているのみで、日本ではほとんど販売されていないウイスキーでもあります。
見かけたらぜひ試してみてください。

 

日本では中々お目にかかれない、スコットランドの英雄の名を冠するこのスコッチをみかけたら、ぜひ試してみてください。

 

参考サイト

https://www.ballantines.ne.jp/scotchnote/48/index.html

 

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